いつものマイナビnowにプラスして、もっとリアルなマイナビの今をお届けするマイナビnow Plus。第19回目は、『マイナビ転職AGENT』ブランドリニューアルの舞台裏をお届けします。
2025年12月17日、中途正社員領域の強化に向けて求人媒体の『マイナビ転職』と人材紹介の『マイナビAGENT』が、『マイナビ転職AGENT』へブランドリニューアルしました。
旧転職情報事業本部と旧ゼネラルエージェント事業部がひとつになり、「ライフキャリア事業本部」となったのが2025年。
求人メディアの情報力と人材紹介の専門性を融合させ、「総合型エージェント」として、転職希望者の支援範囲の拡大を目的としています。
今回、ブランドリニューアルに向けて推進役を務めたYさんに、変革の背景や現場での工夫、そしてこれから叶えたいユーザー体験についてお話を伺いました。
プロフィール

T・Yさん ライフキャリア事業本部 ライフキャリアプロダクト部門統括 事業推進統括本部 事業企画部
2013年に新卒入社して以来、転職領域を中心に経験を重ねる。
『マイナビ転職Booster』の立ち上げや事業推進、企画など幅広い部署を横断。
2024年からはセグメント推進室とライフキャリア事業企画部を兼務し、『マイナビAGENT』のブランドリニューアルを推進。
契約や業務フローの整理など“ビジネス側”の中核を担いながら、「これまでの資産を大切に、新しいやり方を加える」方針で、求職者起点の新しいサービスづくりに挑む。
──今回のブランドリニューアルの背景を教えてください。
中途正社員採用領域は、これからまだまだ成長できる余地があるということが一番の理由です。『マイナビ転職』には約6万人の登録者がいますが、入職が決まるのは一握りです。このアセットをしっかり活かせば、もっと多くの人を支援できるはず、ということで、ブランドリニューアルを進めました。
求人広告媒体と人材紹介をただ束ねるのではなく、「これまでの資産を大事にしながら、新しいやり方を加える」ということを大切にしました。
これまでのやり方を否定するということではなく、むしろこれまで積み上げてきた大きな資産を活かしつつ、さらに新しいやり方も取り入れる、足し算のイメージでリニューアルをしています。

──今回のリニューアルで、提供価値はどのように変わりましたか?
今回の大きな変化は、求人と求職者、どちらに向けてサービスを最適化するのかの軸を変えたことにあります。
一般的な人材紹介会社は、求人企業からのオーダーである求人票を起点に、採用可能性のある求職者を自社サイトやスカウトサイトで募集することで運用されています。それ自体は一般的で、旧マイナビAGENTも同じ戦略で売上規模を100億円弱まで成長させてきました。
ですがこれからの成長を考えると、競合各社とのユーザー獲得競争が続き、成長幅に限界があります。
そのため、求人主体の戦略から、“登録してくれた求職者の方に合う求人を揃える”方向に変えていこうとしています。
実際に、マイナビ転職の登録画面には「エージェントを使いますか?」という導線が追加され、希望者にはキャリアアドバイザーからアプローチができるようになりました。
転職サイトだけで転職を完結できる人って本当に一握りなんです。ですから、登録から面談につながる導線を増やしていくことで、転職が決まる確率を上げていきたいと考えています。
──現場に浸透させるうえで、どのような苦労がありましたか?
人材紹介にとっては当たり前の契約や仕組みでも、広告媒体の営業メンバーにはピンと来ない部分も多くあります。
かといって、仕組みを全部細かく説明しても、700人規模で一気に理解してもらうのは難しい。だからこそ今回のリニューアルで“結局何が良くなるのか”というメリットを端的に伝えるようにしました。現時点でもまだまだ現場の皆さんにメリットをお伝えしきれていないため、今後も継続的に発報していきます。
もう一つのハードルは、“思考の転換”でした。
これまでの人材紹介では“この求職者の経歴では難しいかな”と選別から入る部分がありました。ですが今後は“この方が決まる求人をどう作るか”に発想を変えなければなりません。
事業部全体の考え方を変えるには時間がかかりますが、まずは事業推進部門のメンバーに考え方を浸透させることを意識し、丁寧にコミュニケーションしていきました。

──今回のリニューアルで、ユーザーにはどのような体験を届けたいですか?
マイナビブランドを信頼いただき、ユーザーのご期待に応えられるよう一人でも多く・早く次の職場を見つけることができる世界を作りたいと考えています。
そのために、応募した求人をきっかけにCAと面談につながる仕組みを増やしたり、追加提案が受けられるようにしたり。これは今後の大きなテーマです。
さらに長期的には“選別の壁を取り払う”ことも目指しています。
例えば年齢とか、学歴とか、エリアとか、そうした転職先の“決まりにくさ”の概念をデジタルの力で少しでも和らげていきたいです。登録してくれた方には、できるだけ幅広い可能性を届けられるようにしていきたいですね。
──今後の展望をお聞かせください!
本施策は中途正社員領域の成長に向けた初めの一歩だと考えています。
この施策だけで大きな成長を遂げることはできませんが、今回の施策を通じて紹介領域の仕組みや旧ゼネラルエージェント領域の文化を学ばせていただきました。
この経験を次のサービス企画へと還元し、事業部内の社員が、自分が関わるサービスがより良いものと実感いただけるよう、サービス開発を進めていきたいと思っています。

※所属を含む掲載内容は取材当時のものです。


