マイナビで働いていた時、よく通っていたお気に入りのお店がアルムナイの皆さんにもあるはず・・・。
「懐かしの味」。この連載記事は、マイナビ社員の胃袋を支えたあの味を、アルムナイが久々に訪問して当時を思い出すという企画です。
「あの味をまた食べたい!」というアルムナイの方はぜひコメントお願いします!奢ります!!!!

酒井聡さん
2009年、新入社員としてマイナビに入社。教育広報事業部に配属され編集や事業推進の業務を担当。アプリ開発会社への転職を経た後に株式会社ニューローブを創業。国際ファッション専門職大学の准教授も務める。2024年、純文学小説賞である「辻原登奨励小説賞 佳作」を受賞し、今年作家デビュー予定。詳しいインタビューはこちら。
懐かしの味、第8回の舞台は神保町にあるカレーの名店「ボンディ」。神保町を代表するカレー屋なのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
そんなボンディに行きたいとリクエストいただいたのは「あの人は今」に登場いただいた酒井さん。酒井さん、なんと会社経営と准教授に加え、今年純文学作家になられるそうです。なぜそういうことになったのかを伺いながら、ボンディのカレーを味わっていこうと思います。

うわ、すでにめっちゃ並んでますね。

ボンディは超有名店。お昼時は30分以上は並ぶことを覚悟しておきましょう。外から見ると怪しい雑居ビルのように見えますが、こんなビルに名店が入っていることが、レトロな神保町らしくていいですね。

ボンディには新入社員の頃に先輩に数回程度ですが連れて行ってもらいました。まだ右も左もわからない若手の頃でしたが、社会人生活のイロハや社内政治の難しさなどを教えていただきながらカレーを食べた記憶があります。
30分ほど並んだ後、いよいよ入店。懐かしの味に再会です。
ボンディは洋風カレーのお店ですがカレーメニューは豊富にあります。その中でも我々はビーフカレーをチョイス。するとまず、バター付きのポテトが出てきました。


そうそう、ボンディのカレーはポテトが付け合わせでついてくるんですよね。
ポテトはホクホクアツアツ。頬張っているうちにメインのカレーが運ばれてきました。





歴史と伝統のスパイスが熟成されたボンディのカレーでした。
酒井さんはどういう経緯で純文学を書くようになったのでしょうか。カレーを嗜みながら聞いてみました。

もともとは中学生の頃にインターネットのコミュニティに短編を書いたことがきっかけでした。当時、インターネットの世界では趣味ごとにいろいろな掲示板やコミュニティが存在していて、入り浸っていた某ゲームタイトルのファンサイトにたまたま小説を投稿するコーナーがあったんです。本を読むのが好きだったので試しに文章を投稿してみたら好評で。自分の書いた文章が評価を受けるのが面白くて色々投稿するようになりました。
社会人になってからは忙しくなり、一旦は小説を書くことはなかったという酒井さん。しかしこのタイミングでどうして再び書くようになったのでしょうか?

実は学生のころ作家になりたいなぁと思っていました。原稿用紙200-400枚くらいの長編をいくつか仕上げたくらいには本気でした。作家の登竜門サイトでもある程度の評価を受けていました。ただ「やっぱりもの書きで食べていけるほどの才能はないな」と一度見限った経緯があります。ところが、僕は今、37歳なのですが、大企業で研究職として働いていた大学の頃の同級生が、久々に会ったらゲーム音楽の作曲家として制作会社に転職していたんです。この歳でそんなジョブチェンジもありなのかと。マイナビ含めて社会人経験も積み、10年会社経営してきて、大変な目にもたくさんあって、学生のころと比較したら書けることは確実に増えてる。純文学作家を目指して粛々と小説を書き続けてきた人たちとは全然違う切り口で勝負できる。そう思ってまた書き始めたんです。そもそも僕はあんまり頑丈でもないので、いつまでも経営者としてIT業界の前線に立ち続けられる気もしない。老後含めて長いスパンで考えて、クリエイションや教育に主軸をちょっとずつ移していきたいともちょうど考えていました。大学の准教授を引き受けたのもその一環です。
こうして酒井さんは再び小説を書き始めました。今回受賞し、出版されるのは知人の体験談をもとにした国際結婚がテーマの短編だそうです。

短編だと書籍にするには6本くらい必要なので、編集者さんと相談しつつ今もいろいろな短編を書いています。今年の秋口にはデビュー目標ですのでぜひ皆さんも読んでみてください!

以上、懐かしの味でした!「このお店、連れて行って!」というリクエストがあればYELLoopやSlackにコメントかDMください!ランチ代、ご馳走します!


